来たときには点いていなかった灯篭も下に下りてくるとすでに暖かい明かりで歩道をともしている。あたりは一気に暗さを増していく。まだ肌寒い程度の気温で、ススキと夕日を堪能できたこの日に感謝。帰りは近くにある温泉施設「お亀の湯」で汗を流した。さすが絶景スポット、関西の秋はお奨めです。

ハイキングコースにもなっていて向うに見える亀山にも登ってみよう。歩道が整備されており、少しずつ高くなっていく度に後ろを振り返りながら、よいしょよいしょ軽い運動です。


高原に近づくと、予想通り渋滞に巻き込まれてしまった。普段は普通の林道だが、この時期は一方通行に規制して、多くの警備員まで出ている始末。どんどん日も傾いていく。なんとか、夕日までには・・・という思いが通じたのか、手前の方で渋滞していたが、そこを抜けると簡単に駐車場に車を停めることができた。
駐車場から100メートルほど細い歩行者道を歩くと、突然目の前にすすきの平原が目に飛び込んできた。


前回はこの世に存在していなかった息子も今では7才の小学一年生。約38ヘクタールのススキの海をバックにポーズ

関西の秋を代表するスポット 曽爾高原のススキ 20121020

10月に入り、めっきり秋らしくなってきた。毎年近場の紅葉スポットを探しているが、今年は原点に返りこのHPをスタートした2001年に訪れて以来の奈良県曽爾高原に行ってきた。
ここはここ数年テレビでも紹介されすっかり有名になり、近くにドライブインや温泉施設までできているらしい。大津の家からは約2時間半の距離で、なかなか遠いスポットだが、特に夕日を背景にたなびくススキの群生は絶景だという。天気もよさそうで、時間だけ合わせれば絶景を拝めるかもしれない。午後3時ごろ、大津の自宅を出発した。

何年ぶりだろう・・・日の入りを最後までじっくり見届けたこと。日が沈んだ後のわずかな時間をマジックアワーというが、本当になんともいえない静寂な時間。寂しくてうれしくて、そしてなぜか心地よい余韻を引きずりながら下山を開始した。

キターーーー!!絶景


多くの人が山上で夕日を待っていた。もちろん我々もしばらく待機だ。
日が向うの山にかかりあたりが朱色に染まってくる。いよいよだ。