桂浜にある水族館にも行って見た。小さいながらいろいろと工夫もされていて、イルカショーやペンギンとの戯れなどもあり、息子も大喜びだ。個人的には、四万十川の固有魚「アカメ」を見れたことが収穫だ。小さいころに読みふけった「釣りキチ三平」の世界がよみがえる。
この日は結局、足摺岬先端にある「足摺テルメ」で温泉に入り、突然の宿を探す羽目に・・・。
一般道でなんとか高知県に突入し、第一チェックポイントの「竜串」着いたのは、午後3時過ぎ。人影もまばらで小さなおみやげ物屋がさらに郷愁をかもし出していた。
「竜串」は海岸沿いにまるで竜の背骨のように奇岩が散在しており、これほどの規模は国内でもあまり見たことがない。
高知県 で行き当たりばったりの旅 20130102-0103
2012年年末は昨年同様、妻の故郷である愛媛県今治市で過ごした。何度となく訪れているので道中も特に立ち寄る場所もなく、,年末の12/30日朝10時過ぎにゆったり目の出発だ。予想はしていたが宝塚あたりで渋滞に巻き込まれてしまった。まぁあせってもしょうがない・・・。しかし、そこを抜けるとあとは順調で、広島県尾道市からは瀬戸内の島々を経由しながら四国今治市へとつながる「しまなみ海道」に突入した。後は帰るだけ、かといって渋滞に巻き込まれるのも嫌だ。ネットでルートをいろいろと考えた後、徳島港から和歌山港へ定期便があることがわかった。予約もしていないが、なんとか無事に夜7時過ぎの便に乗ることができ、約2時間長旅の疲れを取るための睡眠に費やすことができた。お金はかかったが、渋滞のない新たなルートが開拓できた。
さて、桂浜を出たのは午後1時過ぎ、高速の渋滞情報を見てみるとすでに帰路の途中で大きな渋滞が発生している。このときはまだどうにかなるさ・・・という楽観的に考えていた。
高知市内では天気もよく青空も見えていたが、ラジオのニュースでは高知道が雪で通行規制を行っているという。高知の最後の目的地 大豊の大杉 に向けて車を走らせると、ニュースの通り雪が降り出し、気温も0度近くまで下がってきた。
個人的な趣味として各地の巨木めぐりを行っているが、ここはその知名度とは裏腹に巨木圧倒度は群を抜いている。樹齢3000年の杉の巨木がなんと2本並んで立っている。保護のために遊歩道が整備されているが、すこし離れた場所から眺めてもその巨大さには圧倒される。私の知っている限りでは、国内では3本指に入る立派な巨木だ。一見の価値大有りだ。
午前中に四万十川 沈下橋を堪能した。ひとつは実際に車で渡ってみたが、妻・子供には命乞いをされてしまった・・・。
その後、すぐに高速にのり、一路高知市内へ向かった。
高知市といえば坂本竜馬の桂浜だ。
1月3日の朝はホテルでバイキング形式の軽い朝食をとり、朝8時過ぎにはホテルを出発した。
この日は日本最後の清流と言われている「四万十川」の堪能だ。夏場ならば、川遊びもありだが、この季節は川の景色を楽しむことにする。四万十川の景色として有名なのは「沈下橋」がある。増水時に水中に沈む橋で、水の抵抗を少なくするために欄干がない。下流から上流に向けて車を走らせると、大小さまざまな沈下橋を見ることができる。
生活道路で車やバイクも渡っており、欄干のないことがこんなにどきどきするんだなぁ。
足摺の夕日を堪能した後、一路北上。スペアタイヤを気にしながらの運転も疲れる。
夜7時過ぎ、南高知の大都市 「四万十市」にターゲットわ決めた。WiFiも使える環境で、その日の宿を検索するとすぐに近くのホテルが予約できた。世の中便利になったことを実感した。地図を見るとまだまだ四国の端っこだ。当初の計画が無謀であったことを改めて実感しながら、いきあたりばったりの四万十市内のホテルで一泊することになった。これも何かの縁だとポジティブに考えることにする。
すでに日も傾きかけている。本日中に滋賀まで帰ることはすでに断念した。
そして、四国最南端「足摺岬」に向かった。今回で約20年ぶり2回目の訪問だが、前回の記憶は全くない。岬の先端に近づくと、混雑緩和のためか途中で通行止めになりシャトルバスに乗り換えることに。断崖絶壁の上に遊歩道が整備され、灯台までの道のりを南国風土を感じながらの散策だ。
波の力ってすごいねぇ