名水と修験の里 奈良県 洞川温泉 20110723

ここ数ヶ月、週末家にいても仕事のことばかり考えていて、子供とゆっくり過ごす日がなかった。自分でもわかっていたけど、どうしようもできないことにジレンマを抱えていたが、7月から少し仕事の内容も変わり、少し精神的にも余裕ができてきた。久しぶりに温泉にでも行こうかと誘ってみると二つ返事で「行くー!」という元気な返事。
では、さてどこに行こうかと「私の行きたい場所リスト」を見直して、奈良県
洞川(どろかわ)温泉郷に決めた。ここは以前、面白いB級スポットを探しているときにヒットした場所。温泉街もさることながら、面白い鍾乳洞があるという。乗り物が大好きな息子も大喜びするに間違いない。
朝9時過ぎにゆっくりと起きて、掃除をしてからさぁ出発。時はすでに10時半。カーナビで調べると、大津から洞川温泉までは、高速を使って約140km、3時間の距離と出た。とにかく昼過ぎには着ければ良いと思い、出発した。・・・・渋滞にも巻き込まれることなく、1時過ぎには無事洞川温泉郷に到着した。
 洞川温泉は修験の里、今でも女人禁制を貫いている大峰山のふもとに位置する温泉郷で、懐かしき昭和の町並みにタイムスリップしたような、そんなほっとする温泉旅館が15軒ほど軒を連ねる。
 ざっと車で一回りした後、まずは目的地のひとつ「
五代松鍾乳洞」へ向かった。

洞川温泉郷を抜けて車で5分ほど走ると「
ごろごろ水」採水場とごろごろ茶屋の案内板が目に入る。車を停め、まずは百名水にも選ばれている「ごろごろ水」に挑戦だ。容器を持参すれば、採水し放題のようで、大量に容器を持った人が大量の水を汲んでいた。。我々も手酌で飲んでみたが、冷たくて無味無臭でおいしかった。

ごろごろ水駐車場の向かいにあるのが、期待わくわくのB級スポット「五代松鍾乳洞」だ。
 山の中腹に入り口があるようで、入り口まで歩いて10分、この距離を歩くか、それとも・・・モノレール!!で上がるか。当然モノレールだ。20分に一回、4人ずつしか運べないため予約制だ。もちろん予約・・・50分待ち。

片道約5分のモノレールの旅。歩いても登れるが、ここに来たからにはやっぱり乗らなきゃね。片道300円、でヘルメットレンタル付

木立の中を荷物運搬用のモノレールでガガガガガと上る感覚はなんとも言えない楽しさがある。楽しいよっ。

鍾乳洞はまた別料金だ。勝手に入ることはできず、必ずガイドのおっちゃんかおばちゃんと一緒に入らなければならない。簡単なガイドはなんともローカルな雰囲気で心地よい。内部はしゃがみながらの狭い部分もあり、ヘルメットが必需品であることに納得。
再び洞川温泉郷まで戻ってきて、町中の散策だ。歩いて回ってもいいが、最近はサイクリングの快適さに味をしめており、レンタサイクルショップで自転車を借りて、約一時間味のある町並みをカメラ片手に散策だ。
 どこかで聞いたことがあるような響き「だらにすけ」はここのお土産として有名な胃腸薬。もちろん買わなかったけど・・・。

初めて訪れたのに、何か懐かしいと感じる町並みがある。そんな町並みを探してあちこち旅してきたが、ここ洞川温泉郷も本当に懐かしい匂いが漂った町だった。
 そんな町並みは決まって景観とマッチした川と橋がある。

町並み散策の後、洞川温泉センターで汗を流した。大人600円は良心的な値段だ。その後、天川村役場近くにあるつり橋まで車を走らせ、近くに路駐して歩いていると、遠くからどこかで聞いたことのあるハスキーな声が・・・。M1準優勝のあのスリムクラブだ。周りは誰もおらずインタビューする人がいなかったのか・・・、どこから来たか、このあたりのうわさをしらないか・・・など。MBSの番組「ジャパーン47」のロケだという。とっさのことでカメラを撮る事も忘れてしまった。もったいない。
 この写真がつり橋の上から撮った渓谷の写真。きれいでしょ。