×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

本当に世界遺産?  温泉津温泉と石見銀山 

今回の旅行の目的地の一つは、世界遺産として登録されて一挙に有名になった「石見銀山」に行ってみることであった。個人的には学生時代に中国地方の大学に行っていたためにその存在自体は知っていたが、結局行かずじまいであった。日本人でもいったい何%ぐらいの人がこの地名を知っていて、その世界的歴史的価値を感じていただろうか?  一つ前の和歌山の高野山が世界遺産に登録されたときにも感じたことだが、ここ数年の登録地を見てみれば、世界遺産という価値がだんだん低くなっているように感じる。遺産なのだから、ある時点で価値のあるものだけがその候補であり、価値が見直されて年々増加している候補地、登録地は長い歴史の中で築かれてきたものがたった数年で見直されること自体おかしな話である。まぁ、そんなちょっと邪な感情を抱きながらとくと拝見させていただこう。
2日目の夕方、津和野を後にした後、その日の温泉に入るために石見銀山世界遺産地域として登録されている「温泉津温泉」に向かった。ここは温泉街の中心にある「薬師湯」が有名で、島根県では最高の品質の温泉であると評価された、歴史のある温泉である。また、薬師湯を中心に古い町並みも残っており、少し早めに行って辺りを散策するのも楽しい。
温泉津は、石見銀山の生活を支えた港として栄え、当時の面影を残した赤い石州瓦の木造建築が連なる町並みは、町並みマニアの私としてはじっくりと散策してみたい場所である。
 薬師湯はタヌキが発見したといわれており、1300年の歴史を持つ。

その名の通り「湯治の湯」

薬師湯の3階からは、町並みを見下ろすことができる。
温泉津温泉で、ゆっくりと温泉に使った後は今晩の宿探しである。未だ車中泊3連泊をしたことがないのでチャレンジしたい気持ちもあったが、車を運転するということでお酒も飲めない。旅の醍醐味として旅先での夜の一杯は捨てがたい。・・・ということで、石見銀山から最も近くにある繁華街 太田市にあるビジネスホテルに急遽宿をとり、この日はゆったりとベッドで眠れることになった。
5月6日の朝、天気予報では、昼から雨となっている。ということで午前中に銀山散策を済ませたい。朝7時過ぎに宿をチェックアウトし、そこから10キロほどの世界遺産センター駐車場に向かった。GW中で渋滞を予想したが、朝も早いということで車もほとんどない。駐車場では、車中泊をした車が数台すでに停まっていた。そこから、銀山観光ルートまではシャトルバスが運行している。まだ始発のまでには時間があったが、客が10名ほどそろったところで発車してくれた。時間はまだ8時前である。

石見銀山の観光は主に「
大森」を中心とする町並み観光と、銀の坑道跡地などである。
全区間で約5キロほどの距離があり、歩いて回ろうとすれば、1日コースである。我々は当然のことながら、開店と同時にレンタル自転車屋に駆け込み、それも坂道が多いということで、電動自転車を2台借りて、まだ観光客がほとんどいない世界遺産地区の散策に出発した。

大森地区のスタート地点「
代官所跡」 資料館にもなっている。

ほとんど誰もいない道は気持ちいい。でもお店もまだ閉まっている。
当時の面影が残っているもの、自動販売機もおしゃれです。
羅漢寺 18世紀半ばに25年の歳月をかけて作られた石窟の中には500体の羅漢像が安置されている。

ようやく開店したお土産や。正直買いたくなるものは有りませんでした。雰囲気はグッド。
やっぱり、自転車、それも電動自転車を借りて大正解。坑道のある地域まではずっとゆっくりとした上り坂で途中、周りに何もない普通の田舎道を行くこととなる。歩いていっていれば、きっと途中であきらめて帰っていたはずだ。2時間700円の価値はある。

のどかな田舎道を電動自転車で疾走する。ちょっと漕ぐとぐいーんと伸びるあの感覚は、なんともいえない。

途中、あちこちに「間歩」(まぶ)と呼ばれる坑道跡地が目に入る。歴史的価値はあるのだろうが見ているだけではただの洞穴である。
石見銀山で唯一一般的に開放されている坑道「龍源寺間歩」。入場料400円。 大森地区のはずれにある折り返し地点だ。ここまで来た甲斐があるかどうか・・・

坑道の中は、写真のような光景がた続くだけ。当然ながら、鍾乳石も何もない。佐渡金山などにある、当時の様子を再現した人形なども何もない。ただ、出口付近にいくつかのパネルでの説明はあるが、正直全く印象に残らない。まあ、入ったことに意義があるということだろうか。
観光客でごった返す前の午前中ですべて観光を終え、今回の目的の一つである「石見銀山」を後にした。町並みや、歴史的建造物は趣があり、楽しめるが、それが世界遺産となると・・・うーーんってある。
まあ、一度は行ってみて自分で体験することをお勧めする。
HOME