阿波の秘境 祖谷のかかしの里 20100814

前日に阿波踊りを堪能し、徳島入りしていたので二日目の行動は早い。
いつもならできるだけ布団の中で過ごしたいと思うのだが、旅行中だけはなぜかどんなに疲れていても朝早くに目がさめる。血は争えないもので、息子風雅もいつになく早くから目を覚まし「今日はどこにいくの?」とハイテンションである。
 二日目は夕食までに愛媛県今治に着けばよいので、これまであえてチャレンジしなかった場所、日本を代表する卑怯 徳島の山奥 祖谷(いや)を攻めたいと思う。
 徳島市内から四国のど真ん中の剣山に続く国道438号線はその道路状況の過酷さから酷道とも称される道だ。この
酷道438号線を通り、剣岳を経由し同じく酷道439号線で高知県へ抜けるのが本日の予定である。途中に秘境ならではのスポットもいくつかあり、それらを体感することも楽しみである。
朝8自前に秘境に向けて出発した。
酷道438号線を西へ進むとどんどん山奥へ入っていく。ときおり通り過ぎる集落が独特な雰囲気で、つい立ち寄りたくなるがそんな時間もないので車窓から見渡すだけで通り過ぎ、とにかく西へ西へと急いだ。途中離合が難しいほどの狭い道幅の酷道を実感しながら・・・すると突然目の前に奇妙な光景が現れた。

全国かかしコンテストで優勝したという案内板の周りに何体ものユーモラスなかかし人形がまるで生きているかのように置いてある。夜通れば、驚くこと間違いない。
自由に見学できるようになっており、休憩がてらにかかし人形見学だ。それにしてもユーモラス。山奥でほっとする瞬間でもある。
無事に剣山登山を終え、再び酷道439号線で西へ向かうと、なんと地図上にも「かかしの里」という案内が載っているポイントがある。町から車で何時間もの距離にあるかかしの里とはどんなところだろうか。わくわくする。

相変わらずの山の中の酷道を進むと突如「かかしの里」が目の前に現れた。
ある民家の庭先一体にそのかかしの里は存在した。人形は先に通り過ぎたかかしと非常に良く似ている。製作者は同じなのだろうか。それにしてもここまで本格的にしていると、ついつい立ち寄ってしまう。畑から、家の中まで開放してたのしいかかし達を見学させてもらえる。今にも動き出しそうな人形たちに風雅は怖がっていた。

風雅も恐る恐る近づいていました
かかしの里 番外編

徳島県を車で周っていると他の場所でも同様なかかし人形を目にすることができた。できばえは様々だが、かかし文化は徳島オリジナルだ。

別に紹介する秘境の落合集落を見渡せる展望台にもなぜかかかし人形が!
びっくりするひともいるに違いないっ

高速徳島道の吉野川ハイウェイオアシスにもおかしなかかしが・・・。

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町から隔離されたようなこんな山奥に山肌にへばりつくように集落が存在し、人が暮らしている。そこを通る都会の人々の目を楽しませるのに案山子たちが活躍している。

ここではあまりにもユーモラスなかかしがたくさんあったので、かかしだけをピックアップして紹介した。酷道にチャレンジされる方は運転に気をつけながら道端でこちらを見つめているかかし達にもちょっと注意してあげてください。

道中のその他のポイントは別のページで紹介します。