大分県 国東半島の小京都 杵築 20090917

昭和の町を後にして、夕方の別府発フェリーに乗るために再び別府方向へ向かった。
途中、まだ少し時間があるということで妻を説得し、杵築の町へ向かった。妻と息子はすでに疲れて車の後部座席で寝入っている。仕方なく、私一人で町を散策することにした。天気もよく、少し歩いただけで汗が流れる。


ここ杵築は杵築城を中心に、南北の高台に武家屋敷群が並ぶ。
実際に歩いてみても、他にはない貴重な町並みが残っている。しかしながら、まだ重要伝統的建造物保存地区には指定されていないのが不思議だ。

町並みの真ん中を通る商人の町通り。きれいに整備はされているが、それがかえってマイナスだ。やはり作られた町はだめだ。

杵築の町は坂が見所だ。いくつかの坂をひとり歩いてみた。 歩き応えのある「
酢屋の坂」。

はがれた土塀がなんともいえない雰囲気だ

凸凹の町並みは他では見かけないここだけの見所。

きれいで見所はあるけれども、観光客はちら・ほら・・。
やはり、立地条件が悪いのか。とっておきのお勧めポイントだ。

飴屋の坂 
さてさて、ほんとうに今回の九州の旅も終わりである。
再び別府にもどり、夕方に出航する大阪行きフェリーに乗り込んだ。お盆も終盤とあってフェリーも満員だ。2等寝台でいわゆるごろ寝だ。
出航後、しばらく甲板にでて、遠ざかる別府港を風雅と眺めていた。

今回の旅は天候にも恵まれ、今まで行きたくて来れなかった数多くのスポットを訪れることができた。
また、しばらく仕事の日常に戻るが、やはり年に一回はこのような長期のバカンスは必要だ。そして、今回でようやく旅の記録を終えることができ、また新たな旅へ向けて頭をフル回転だ。
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