冬の光のファンタジーなばなの里 20091206

 12月に入り我がマンションのシンボルツリーにも電飾飾りがお目見えした。最近ではLED電飾の価格が下がったこともあり、街中はもとより住宅街でもきらびやかにマイホームを飾り立てる人が増えてきた。中にはうちは仏教だから・・・とクリスマスシーズンのライトアップを嫌う人もいるようだが、そんなこと言わないできれいなものはきれいと素直に感じるべきだと思う。宗教と考えずに国民の行事として楽しめばいいのだ。
 そして、この季節関西のライトアップの代表といえば「なばなの里」。三重県の長良川沿い長島温泉近くにある花のテーマパークである。一昔前までは、単なるテーマパークで特に注目にも値しなかったが、ここ数年は冬場のライトアップに力を入れており、すごい混雑だと聞く。12/6 朝 どこかにドライブに行こうという風雅との約束を果たすためになばなの里に目的地を決めた。朝、10時過ぎに我が家を出発した。

 
「なばな」とは菜の花の意味があるらしい。一年中花が咲きほこり、すぐ近くには「花市場」もある。まさに花がテーマとなっている。車で数分のところには長島スパーランドと呼ばれる温泉をテーマとした遊園地やジャズドリームと呼ばれるアウトレットモールがあり、その間をシャトルバスも運行している。
 夕方から大渋滞が予想されるなばなの里の駐車場に車を停め、妻の希望でそこからバスでアウトレットモールへ移動した

長島ジャズドリーム」はスパーランド遊園地と隣接するアウトレットモールである。ここでは妻が自由に見て回りたいということで、息子風雅のお守を引き受けた。風雅はとにかく買い物が大嫌いで店の中ではじっとしていることができない。ということで私と風雅は広いアウトレットモールの中を約2時間うろうろと歩き回ったのだった。当然なにも買えない・・・。

となりに見える遊園地の乗り物はガラガラでひっそりとしていたが、こちらアウトレットモールは大繁盛の様子。妻とは大きなクリスマスツリーの前で待ち合わせし、ただその時間が来るのを無邪気に走り回る風雅を見ながら待っていた。
3時過ぎに合流した妻の手には、ゆっくりと買い物した戦利品が握られていた。さて、なばなの里までの帰りは、なんと無料のシャトルバスが運営されている。当然利用した。

まだ、ライトアップまでは時間があるというのにすでに駐車場は満車であるという看板が出ている。先に停めていて正解である。

なばなの里」は入場料\2000で園内で利用できるクーポンが\1000分ついている。実質\1000ということだが、正直言ってライトアップを見なければ、この値段は高い。園内はいわゆる庭園があり、その周りに8軒もの食道が並んでいる。たくさんのツアーバスも来ている。さて、光のファンタジーがどれほどのものか、楽しみである

4時前に入園した。まだ人もそれほど多くなく、ライトアップ前に一通り園内を一周することにした。明るいので良くわからないが、よく見るとあちこちにLEDライトがセットされている。

園内を一望できる「アイランド富士」。まるでUFOのようだ。
ライトアップの時間が近づくにつれ、どんどん人が増えてくる。本当にどんどん・・・。お土産屋のも大混雑だ。帰りにしっちゃかめっちゃかになることを恐れて、先にクーポンを用いてお土産を買っておいた。それにしてもうまい商売だなぁ・・・。と言ってる間に園内は一方通行になるほどの人人人。

そして、5時の点灯の瞬間を見るために我々も人の流れにのることにした。

↑と同じ場所。ライトアップの瞬間はわぁーと歓喜の声があちこちで聞こえた。青いLEDは神秘的な雰囲気をかもし出す。
明るいときとは別世界のような光の世界。ここまで徹底しているとさすがにすごい。\2000も納得の値段だ。それにしてもすごい人で、まるでメッカ巡礼の人の行列のように、入り口から出口まで人の川ができていた

LEDの川も時間と共に変化していく

夏場は巨大な花畑となる花広場へつながる光のトンネル。この季節は光の海へ大変身。今年のテーマは「オーロラ」だ。
だだっ広い平原に青から紫へ変化する光の海。そして遠くにゆれるオーロラ!? が。それにしてもすごい迫力。恋人と来て、手を握れば自然といいムードになること必至である。毎年グレードアップしているというこのライトアップ。来年はどうなるんだろう。

しばしオーロラを堪能して、さあ後は帰るだけだ・・・と思い再び人の流れに乗ると、最後に青い光のトンネル「冬ホタル」が待っていた。最後まで楽しませるなぁ。

LEDゾーンを過ぎると、最後に紅葉のライトアップが。鏡の様な水面に移る紅葉も見事である。
園内にも温泉施設があったが、とにかくこの人ごみから抜けたいと思い、園外へ脱出。カーナビで近くの温泉を探し、ゆっくりと疲れをとってかえってきた。新名神を利用すると約1時間半の距離。
今年の年末ライトアップはもう十分すぎるくらい堪能した。
前評判に負けないくらいの迫力に私も妻も風雅も大満足の一日であった。
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