石油の里 新潟県新津油田 20081127

11月末、すでに各地で雪の便りが聞かれ始めた頃、仕事で新潟出張が入った。
一泊二日の予定で新潟市から少し内陸に電車を40分乗ったところにある五泉市が目的地だ。
11/26日昼過ぎに飛行機で新潟空港に降り立った。途中、飛行から見下ろした山々はすでに白く雪化粧がなされ、日本海側特有の長い冬の始まりを見ることができた。更に、地上は稀に見る晴天で、遠くに見える山々までもはっきりと望むことができた。

新潟市から電車に乗り、途中「新津駅」で電車を乗り換えた。ふと駅の観光ガイドが目に入った。「石油の里」。日本でもわずかに石油が採れていたのは知っていたが、ここ新潟だったとは知らなかった。仕事が早く終われば、是非訪れてみたいと思いながら・・・
出張二日目。昼過ぎに無事仕事は終わった。帰りの飛行機は午後4時前だし、最寄の駅からはこの時間ほとんど電車がないということで贅沢にもタクシーを呼んでもらった。そして、空港へ向かう途中にあるという「石油の里」へ少し立ち寄りすることにした。

バス停の名前はずばり「石油の里」。どんなところかわくわくする。
石油の里にはいくつかの施設があり、「世界の石油館」と言う名の博物館、石油文化遺産施設、中野邸美術館 、物産館など。

「世界の石油館」は無料の資料館で新潟の油田についての歴史を紹介している。

今は採掘していないが、当時の面影を残す施設がいくつか見える。タクシーの運ちゃんを待たせて少し散策だ。
石油文化遺産施設群。正直、日本で石油が採れていたことに驚きだ。
今でもアスファルトの匂いがぷんぷんしていた。
明治から大正にかけて日本一の産油量を誇っていた新津油田、そして莫大な財を築いた中野貫一の邸宅は今では美術館として公開されている
先にも少し書いたが、この新津油田で莫大な財を築いた中野氏。 どうやら今の東京都中野区は実は元中野氏の土地だったと言ううわさが地元で信じられている。それほどすごかったと言うことだ。

http://hirobox.air-nifty.com/blog/2005/12/post_7603.html  ← ご参考に・・・

他にも数ヶ所、石油がらみの施設があるようだが、今回は仕事帰りということでそこまでは行かなかった。石油の他にも天然ガスなど、今でもあちこちで噴出しているらしい。そういえば電車の窓から、田んぼの真ん中に天然ガスのタンクが点々と見えていた。何故こんなところに・・・と思ったが、そういうことだったのか。

中野美術館・・・とにかく広い
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