トレッキングの汗を流しに立ち寄った「平内海中温泉」。半ば観光地化していていろんなひとがやってくる。さすがに妻は入れなかったが、息子と二人で地元の人と一緒に海水の混ざった温泉を堪能した。


屋久島のもうひとつの楽しみ方「キャノピーランド」。木々の上につり橋を渡し、ツリークライミングを楽しむことができる。


千尋の滝 一枚岩の落差60mの滝は遠くから眺めても迫力がある。


南国と言えばガジュマルの木。ここ屋久島でもいくつか観光スポットがある。そのうちのひとつ「猿川ガジュマル」。県道から少し入ったところに突然うっそうとしたガジュマル群が目に入る。まるでジャングルのように入り組んだ迫力のあるガジュマル群。


まずはヤクスギランドを通り過ぎ、さらに車で15分ほど走るとここ屋久島でも3本に入る「紀元杉」に着く。車ですぐ横まで来れる唯一の巨木だ。あまりに大きすぎて近くで写真をとってもなんだかわからない・・・


枕状溶岩
島の西側の深海底で噴出した溶岩が海洋プレートに乗って運ばれてきたらしい。何もない寂しい景色だが、海に注ぐ河川の透明度には驚くに違いない。


屋久島位置のシュノーケリングスポット「一湊海水浴場」。すでに10月だが、まだまだ泳ぐことができる。すでにシーズンは終了しているが、一時間ほどシュノーケルで潜ってみた。少し波が高いのと、急に深くなるため妻息子は怖がって水につかっただけ。だが、実はこのころから息子は熱が出ていてしんどかったようだ。


空港から半時計回りに車を走らせると変なドラえもんが「ここはおもしろいよ」と教えてくれる。


3日間お世話になる「ペンシヨン「シーフォレスト」。部屋はアパートの個室のように玄関から独立していて門限もなし。宮之浦からもすぐのところでとってもリーズナブル。

世界遺産 屋久島で自然満喫の旅-1 20121004-1007

趣味は旅。古い町並みと温泉と巨木を訪ねて日本中を回っている。もっと時間があれば行きたい所もたくさんあるけれど、今は少ない機会を生かしながら少しずつジグゾーパズルを埋めていっているような感じである。そして、その絶好の機会がやってきた。ずっと行きたいと思っていた世界遺産の屋久島だ。個人的に行くにはちょっと行きにくく、お金のかかる場所なのでこれまでは思うだけで終わっていたが、やっぱり思っていればいつかはかなうんだ。実は妻の職場の社内旅行にまたまたついていくことにしたのだ。だんなが来るかぁーっと言われてもいい。もうこれで3回目なので、社員の人とも面識もある。それに私の会社の休日ともぴったり合う。行かない理由が見つからない。
10月の連休に家族3人、ずうずうしくも一緒に屋久島まで行って来た。当然山歩きを覚悟しているので、おろし立てのハイキングシューズをはき、伊丹発、屋久島直行便でGO。たった百人ほどの小さなプロペラ機が機体を震わせながら離陸したのは午前11時前だった。

妻も温泉でさっぱりしたいようで、近くのホテルJR屋久島ホテルに立ち寄った。二日目はすでに日も傾いてきたので、息子の体調も心配して早めに宿に戻った。幸いにも元気いっぱいで、夜は近くの居酒屋で名産のとびうおと地元の芋焼酎を堪能した。
さて、残りもう一日。天気にも恵まれ、楽しい旅行になりそうだ。


中間ガジュマル 樹齢300年を超えるアーチ状のガジュマルは屋久島最大らしい。

ゆっくりと2時間ほどかけて巨樹の森を散策した。大きく深呼吸をするとひんやりした空気が肺に入り込み、心身ともにリフレッシュだ。心配していた息子の体調も問題なく、引き続き島の海岸沿いを走りここにしかないスポットを探しまわった。


推定樹齢1800年の仏陀杉


入園してすぐ目にする「くぐり杉」。人と比較してやっとその大きさがわかる。

歩道が整備されていて比較的歩きやすいヤクスギランドは、気軽に世界遺産の巨木を堪能することができるスポットとして人気がある。本格的なトレッキングとは程遠いが、昨夜体調を崩した息子のためにとりあえずここで様子を見てみることにした。コースも30分から150分まであり、体力と相談して選択することもできる。
安房の町あたりから内陸部に向かって車を走らせる。途中までは縄文杉登山ルートと同じである。だんだんと高度を増し、景色が自然に近づくにつれて野性動物と遭遇する回数も多くなってきた。屋久鹿と屋久猿はおそらくこの島を訪れた人ならば一度は見かけるに違いない。

二日目
昨夜の熱がうそのようにハイテンションな息子がいた。一安心だ。それでもあまり無理はできないので、とりあえず近くの薬局で薬だけは入手して、その足で屋久島観光スポットのひとつ「ヤクスギランド」へ向かった。小さい島なので、3時間もあれば島を一周できるそうだ。途中なにか看板を見つけるとひとつひとつ立ち寄りながら、記録を残していった。

一日目は、息子が途中から熱を出してしまい、しんどそうなので早々に宿に戻り休むことにした。
夕食を食べに出る予定だったが、宿で何か食べて済まそうとコンビニへ立ち寄ってみたが、弁当類は何も残っていない。もともと需要があまりないのと、観光客は登山用に朝一で購入していくだけのようだ。仕方なく初日の夕食は菓子パンとカップ麺で済ませることにした。この後体調が戻ってくれるかどうかで今回の旅行内容も左右されてしまう。回復してくれーっと祈りながら二日目の朝を迎えた・・・。


とりあえず行ってみました感のある「屋久島灯台」特に珍しいことはなかったが、島のランドマークに足跡をつけるのは鉄則だ。


すぐ近くにはNPO法人 海がめ館がある。シーズン中はガイドも行ってくれるようだが、すでにシーズンオフ。館内では今年孵ったばかりの海がめのこどもを触ることができた。

白砂のきれいな海岸「いなか浜」。ここ最近はシーズンの5-10月で1000匹以上の海がめが産卵に上陸するという。海岸を歩いてみると、確かに海がめの卵の殻が散乱していた。

屋久島到着後はフリータイム。事前に予約していたレンタカー会社がちっちゃな空港まで迎えに来てくれていた。連休だけあって早くから予約を入れていてよかった。直前に変更しようとしたが、もうどこも予約でいっぱいの状態だ。渋滞するかなあと思っていたのは取り越し苦労で・・・どこへ行ってもガラガラ。島内を走り回ってもすれ違う車さえまばらな状態だ。車の絶対数が少ないのだろう。
島に着いたのは午後1時すぎで、とりあえず島内をドライブして回ることにした。自然にあふれる世界遺産の島、期待が膨らむ。


屋久島まで期待も一緒に乗せて行ってくれたプロペラ機